棚からぼた餅の思い出を1つ
2009.11.09 Monday

土曜日は本書いている方2人と元レコ屋の方がウチにいらして、レコード棚を舐め回すように見て帰られたのですが、『まぁ、随分とこの人たちキ○ガイだな』なんて思いつつ、自分のノーマルさを確認する為にもこういう会は定期的に開いた方が良いかもと再確認できた良い休日となりました。その後に別の件で遊びに来た方も別のジャンルで○チガイな人で、4人とも共通してキチ○イである事を無自覚に楽しんでいるという点で素晴らしいと思ったものです。あっ、そうそう今月22日開催のgokunamaに加え、今年も年末の開催が決定致しました。通常の年末オールナイトとは少し趣向を変えたコラボ開催となりそうです。詳細はまた今度に〜。
さて、(至ってノーマルな)僕が好きな曲の中の1つに、Walter Booker Cedar Walton共作の「Book's Bossa」という曲があるのです。知る限りでは、Cedar Walton、Donald Byrd、Duke Pearson、John Hicks、Nat Adderleyらのリーダー作で演奏されてて、どの演奏もハイクオリティ。曲目で買える「間違いない演奏」の1つだなぁと思っています。上記以外のリーダー作での演奏があれば教えて頂きたい所ですが、僕の中で今のところ、極めつけの演奏は、Louis HayesとJunior Cookダブルネームでの演奏に間違いありません。
ダブルネームっても、まぁ、いつものようなどっちかと言うとドラムリーダー買いだったこのアルバム。タイトルが「ichi-ban」ですから、そりゃもう聴いてみたくなります。あんまり本気でアテにしてないジャケ買いならぬジャケ視聴にて、表題曲「ichi-ban」に針落として10秒で購入を決心。もうそれ以上視聴するのはもったいない気がして視聴をやめて帰り、帰宅して裏ジャケを見てビックリの「Book's Bossa」収録盤。という思い出の1枚。「Book's Bossa」を聴いた事がある人なら、そのトロピカルな曲の印象とこのジャケットの真逆の世界観が分かって頂けるかと思いますが、なんでこんなジャケなのか?いや、逆になんで「Book's Bossa」が入っているのか?今でも謎は尽きません。ブラジル盤とスピリチュアル界隈以外は全てカス扱いみたいな、極端な値付けのとある下北のレコ屋さんで3桁プライスでゲット出来た喜びは1年くらい前の思い出になりますが、不景気のこの時代、今後も取れる所からガンガン取ってもらって、レコード屋さんには安定経営でいてもらいたいという願いに今後もかわりはありません。切実な庶民の願いです(笑)。
話を元に戻しましょう。A面、まずタッタカタッタカ始まる「ichi-ban(Number One)」は、ブリブリのStafford Jamesのベースの上に、各人がノリノリのソロをとる高速4ビート。今聴くと、カッコいいんだけど、購入時からさらに3年くらい遡って出会いたかったなぁという印象です。上品でまろやかな「Pannonica」を挟み、また少し心拍数が上がる感じの「Brothers and Sisters」という流れに舌鼓を打つことができます。B面頭に高速4ビート「The Moontrane」が入り、最後はお楽しみの『僕が知る限り一番Jazz的に面白い「Book's Bossa」』という構成。「Book's Bossa」の管とリズム隊に加えパーカッションやクイーカが入ったモダントロピカルな快演に11分45秒とやや長尺な割にその長さを感じさせないのは、次から次へと入れ替わるノリノリのソロと、各パートの粒がたった極上のソロ、また、それらのアンサンブルが所以でしょうか。このアルバム全体的にWoody ShawとStafford Jamesが良い仕事してます。
ジャケ違いのオランダ盤もあるので、この不思議なジャケはTIMELESS MUSEとしてのアメリカ盤オリジナルで、正式にはディストリビュート盤という事で良いのかな?。このアルバム「Book's Bossa」ファンだけでなく、ヨーロッパハードバップファンにもおススメできる1枚。オランダ盤ともアメリカ盤とも違うジャケットでCDも出てる模様ですので、気になった方は是非。
Woody Shaw (tp) , Junior Cook (ts) , Ronnie Mathews (p) , Stafford James (b) , Louis Hayes (ds) , Guilherme Franco (per)

よろしく。
| da-matu | 2009/11/10 1:25 AM |